経営者も、従業員も、100%納得できる人事制度のつくり方をお伝えします!

連載コラム 「人事制度は業績向上の仕組みだ!」600社を超える企業の人事制度づくりを支援してきた、株式会社ENTOENTO代表取締役 松本順市氏が、これまでの経験をもとに、業績向上に繋がる人事制度をつくるヒントをご紹介するコラムです。

 

松本順市氏:連載コラム「社員がやる気を出す賃金制度が存在しない理由」

社員が一番知りたいのは、関心があるのは「どうしたら賃金が増えますか」ということです。この、「どうしたら」に答えられなければ、意欲は湧きません。これは、アメリカの臨床心理学者ハーズバーグの提唱した「衛生要因」にあたります。不満が解消されたからといってやる気になることはないのです。

そこで必要になるのが「成長支援制度」とその要である「成長Eシート」です。

  • 部下「どうしたら私の賞与は増えますか」
  • 上司「評価が高くなったらです」
  • 部下「評価はどうしたら高くなりますか」
  • 上司「守るべき勤務態度を守り、知識・技術を習得し、やるべきこと(重要業務)をやり切り、成果(期待成果)を上げたら評価は高くなります」
  • 部下「どのような勤務態度ですか? どのような知識・技術ですか? どのようなことをやり切ればいいのでしょうか? そしてどのような成果を上げればいいのでしょうか?」
  • 上司「それでは、この成長Eシートで説明しましょう」
  • 部下「この成長Eシートですね」

※注 社員がぐっと身を乗り出し、成長Eシートを食い入るように見る

納得して社員は成長Eシートで成長を始めます。つまり、勤務態度、知識・技術、重要業務、期待成果それぞれの成長要素の点数が成長に合わせて伸びていきます。

  • 部下「やった!」(達成感)
  • 上司「やったね!」(承認)

これこそが、ハーズバーグの「動機づけ要因」です。本人が達成感を感じ、上司がそれを承認する。これができることで社員は飛躍的にやる気を高めていきます。

この状態に持っていくためには、どうしても成長支援制度が必要不可欠です。
もう、賃金制度だけの見直しはこの辺でやめて、成長支援制度と成長Eシートづくりへ進んでください。