経営者も、従業員も、100%納得できる人事制度のつくり方をお伝えします!

連載コラム 「人事制度は業績向上の仕組みだ!」600社を超える企業の人事制度づくりを支援してきた、株式会社ENTOENTO代表取締役 松本順市氏が、これまでの経験をもとに、業績向上に繋がる人事制度をつくるヒントをご紹介するコラムです。
松本順市氏:連載コラム「鉛筆ナメナメをやめるには」

甘辛評価はしないでくださいとお話ししています。
けれど、そうせざるを得ないのも事実です。上司間に評価の甘辛があるからです。

それを解消するたった1つの方法があります。
『評価者訓練』? いいえ、百害あって一利なし。これは100回以上やっても評価は正しくなりません。

たった1つの方法とは『成長支援会議』(TM)です。

直属の上司が集まり、全部下の評価を決定するのです。

評価要素ごとにどんな行動を何点と評価するのか、解釈の統一をしながら部下の評価を決めていきます。
その結果、評価結果を変更することもあります。

「『提案書の作成』という評価要素は、○○というやり方を必ずしているときに3点の『基本的なやり方でやっている』と評価してください」

直属の上司以上の上司や経営者もオブザーバーで参加します。
この会議の結果の総合評価ならば、原則的に処遇決定(例えば賞与配分)にも使用できます。

そのうえ、この結果は本人にフィードバックできます。
ですからこの成長支援会議を実施すると、評価に対する不満が一気に消滅します。

社内でも次のような発表ができます。

「評価に不満や不明な点があったら、どんどん上司にお話しください」

一気に組織的なフラストレーションがなくなっていきます。

これからは、このように評価制度に関する問題はインフォーマルではなくフォーマルな場に出し、解決してください。

誰もが納得する制度を目指すならば、問題が公の場に出ない限りは、解決できませんから。

一度、この問題を検討してください。