経営者も、従業員も、100%納得できる人事制度のつくり方をお伝えします!

連載コラム 「人事制度は業績向上の仕組みだ!」600社を超える企業の人事制度づくりを支援してきた、株式会社ENTOENTO代表取締役 松本順市氏が、これまでの経験をもとに、業績向上に繋がる人事制度をつくるヒントをご紹介するコラムです。
松本順市氏:連載コラム「評価制度が運用できない理由」

「皆さんの会社には、評価シートはありますか?」

私は、ほとんどの研修やセミナーで、評価シートの有無を尋ねることにしています。

約50%の会社は評価シートを持っています。もちろん、人事制度関連の研修やセミナーに出席するのですから、かなり「社員を育てる仕組みづくり」に積極的に取り組んでいる会社であることに間違いありませんね。

ところが、ほとんどの会社は上手に運用できていません。

その最大の理由……。

◎本人に評価をフィードバックしていない

小学校・中学校・高校と、これまでに様々に試験やテストを受けてきたことでしょう。

テストが返ってこなかったり、答え合わせをしなかったりしたらどうでしょうか。自分が何がどこまでできていて、何ができていなくて、何を勉強しなければならないのかが一切わかりません。

その状態で成績が決められたらどう思うでしょうか。

自分ではテストの結果が良かったはずだと思っているのに成績表が思わしくなかったら。その理由は想像するしかありません。

テストの結果は良かったはずだ。きちんと出席もしていた。提出物も出していたし……。
もしかして自分は先生に嫌われているのだろうか。

評価も同じです。フィードバックされなければ、何がどこまでできていて、何ができていなくて、何を学ばなければならないのかが一切わかりません。そしてその状態で決められた処遇(昇給・賞与、昇進昇格)の結果から、評価を想像するしかありません。

処遇が良かったときはまだいいでしょう。

しかし悪かったら……?

納得できるはずがありません。

納得ができない評価に真剣に取り組むはずがありません。

だから、評価制度が運用できなくなるのです。

ですから、評価制度を運用するためには、フィードバックを必ず行ってください。